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投稿者:カトちゃん
題名:行き渋りや不登校について

6月になりました。

感染者数は徐々に減ってきましたが、まだ心配な日々が続いています。
皆さん、くれぐれも気をつけてくださいね。

暖かくなってきましたので、思い切り窓の開閉を行うなど、一層の感染対策に努めています。

さて、今回は学校(幼稚園)への『行き渋り』や『不登校』について考えたいと思います。

不登校になるには、いろいろな理由があると言われています。
よく友だち関係(いじめ等)や担任の先生との関係が挙げられますが、実際にはそのような理由は直接的なものではなく、あくまで行けなくなる「きっかけ」と考えるとよいでしょう。

もっとも大きな要因は、「対人過敏性」にあると言われています。どうしても、人の目が気になってしまい、人前でおどおどしたり、気後れしたりしてしまうのです。

また、不登校児の中には発達障害の特性を持つ子が多くいると言われており、不登校児全体の5%から、場合によっては40%近くを発達障害の子が占めるという調査結果も報告されています(加茂・東條、2010)。

この場合、マイペースの強さや他者視点の弱さから、行動や言動が自分勝手になってしまい、周囲より注意を受けることが多くなってしまいます。
「なぜか他人がすぐに怒る」という積み重ねが、やがて不安傾向を強め、二次障害として不登校へとつながってくるのです。

学校に長期間行けなくなると、いろいろな面で支障が生じてきます。

例えば、起床時間や就寝時間が遅くなったり、運動不足になる様子が見られます。
また、ゲームやテレビに依存する割合が増え、同世代の子とのかかわりが極端に減ることも考えられるでしょう。
当然、学習面でも遅れが生じてきます。

そのため、学校に行けない時期を過ごす場合でも、ある程度規則正しい生活を心掛けることが求められます。

それはかなり難しいことですが、軽い散歩や食事の手伝いなど、「何かをする」ことを習慣づけることが大切になってきます。

対人関係については、特に小学校の高学年のギャングエイジと呼ばれる時期に、他者とのかかわりの経験が、その後に大きく影響すると言われています。
将来の対人関係能力がその時期に決まってしまうわけです。

その部分も難しいことですが、支援者となる大人との信頼関係を築きながら、だんだんと自信をつけ、やがて他の子どもとの関係へと進展させるというプロセスを経ることが有効になってきます。

いずれにせよ、不登校について、焦りは禁物です。
行きつ戻りつつ、ごく小さな一歩を大切にしていくことが求められます。

保護者の気持ちを反映していることが多いとも言われています。

少しでもうまくいくと、周囲は嬉しさからついもっとがんばるように言ってしまいがちになることでしょう。
しかし、そこは気持ちを抑えて、それまでのペースをあまり変えず、あくまで少しずつ変化させていくことが大切になってきます。

自信を取り戻すこと、それを大きな目標にしていくことが大切なのです。

6月もよろしくお願いいたします。

≪参考文献≫加茂 聡・東條 吉邦(2010).発達障害と不登校の関連と支援に関する現状と展望.茨城大学教育学部研究紀要 59 号


加藤・藤江

2021年6月04日