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投稿者:カトちゃん
題名:「満足感」と「安心感」

今回は『満足感』と『安心感』について特集します。

子どもの育ちにとって、もっとも基本となることの1つに「愛着形成」が挙げられます。

親子関係において、必要な時期に十分な愛着が形成されることで、子どもは「自分の心の中にいつも受け止めてくれる親がいる、だから自分は安心して(安心感を持って)いろいろな冒険をすることができる」と考えるようになります。

この場合『安心感』はとても重要なキーワードになります。

親子が安心して毎日を過ごすことができれば、どんな場面においても、子どもは最大限に自分を発揮できることでしょう。
つまり、安心感は子どもが育つ大きな原動力になるのです。

それを得るためには、子どもが3歳くらいになるまでは、ある程度大人が子どもに振り回されてもやむを得ない(それを許す)と考えるべきかも知れません。

この重要な時期に中途半端に口をはさみ、教え込むようなことをしてしまうと、十分な満足感が得られないまま、子どもは幼少期を過ごすことになります。

ここにもう一つの重要なキーワードである『満足感』が登場します。

満足感が得られないまま小学生になると、例えば、次のような様子が見られます。

◎やたら誰にでもベタベタとくっつき、甘えたり、自分のことばかり話し続ける(注目行動)。

◎何をしても満足できず、ちょっとでも失敗すると、すぐにキレたり、一生懸命言い訳をする。

このような様子が見られたとき、ややもするとその場で説得をしてしまいがちですが、その前に、まずはその行動にどのような意味があるのか、背景をじっくりと考える必要があるでしょう。

それは、その子が「十分な満足感を得られていない時期が長く続いている」ことを理解することに他なりません。

言うまでもなく、人間関係の基盤は親子関係にあります。
まずは親子関係がしっかりと育ち、そこから友だち関係になり、先生や職場の人との人間関係に発展していきます。

親子関係がよいと、人を信じる力が深いところで身についていきます。

どの大人も、何とか子どもに対して「よい関係」を作ろうとします。
しかし、子どもに寄り添っているようで、満足感が得られるポイントがずれていたり、自分の都合で子どもとかかわってしまえば、子どもは慢性的に満足感が得られず、やがて小学生以降になって上記のような様子を表わすようになるのです。

信頼関係を作ることは、そんなに難しい技術はいらないのです。
ただ、子どもと肯定的な気持ちを共感すること。

例えば、一緒にプリンを食べながら途中で目を合わせて「おいしいね」と言い合う、黒ひげゲームで剣が勢いよく飛んで「すごい」と言い合う…そのようなやりとりを日々積み重ねていけばよいのです。

このことは、定型発達の子どもにかかわらず、自閉スペクトラム症(ASD)やADHDの子どもも全く同じです。

大好きな大人と常に一緒に笑い合えば、子どもは自然に育っていきます。いろいろ教え込むよりも、安定した関係性を作った方が、子どもはより大きく育っていくのです。

気をつけなければならないことは、「かかわることは何でも受け入れること(甘やかし)ではない」ということです。

3歳を過ぎた時点で、すべてを受け入れるモードから「支える」モードに切り替える必要があります。
その子が本来自分でしなければならないことは肩代わりしないということです。できることは自分でさせる。
その当たり前のことをしつつ、あらゆる場面で共感を行っていくのです。

そして最後に、かかわる側の大人についても、安定した気持ちを保つために、大人同士で相手を気遣うことが必要になってきます。

お母さんが子育てを頑張っているときは、お父さんがお母さんを大切にする。

「自分が大事にされていないと子どもも大事にできない」ことを常に頭に入れておく必要があるでしょう。

2022年3月22日