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投稿者:カトちゃん
題名:近況報告2です

近況報告の第2弾です。

本日、3年前にビリーブを卒業したAくんの保護者の方から嬉しい報告をいただきました。
Aくんは、現在、高等部の卒業を控え、大手の運送会社に就職が決まったとのこと。

幼い頃から長年にわたりビリーブに来てくれて、中学を卒業するまで本当にいろいろなことがありました。

最初のころは、正直なところ調子のよくない時期も少なからずありました。

子どもの成長にとって、情緒の安定や対人関係の育ちは最優先になります。
そのため、発散的な活動を十分に行いつつ、相手に合わせる力を育て、徐々に徐々に安定を獲得していったのです。

安定し、気持ちがしっかりしてくればしめたものです。
小学校の中学年ぐらいから、Aくんはいろいろな力を獲得していったのです。

そして、このたび念願の就職を成就したわけです。
まさに、本人と保護者の努力が実を結んだのだと思います。

私たちもその一端をお手伝いすることができ、本当に嬉しい限りです。

ビリーブのお子さんは、ほとんどが幼児期に来室し、中学卒業まで在籍します。

お子さんにとって、就学や進路、卒業などいろいろな節目があります。

その中で、特に難しいのが小学校の中学年以降、中学に入った頃、そして中学卒業後にどうするか、さらには将来(18歳以降)どのように生きていくか、ということがあります。

小学校などに入ってしまえば、低学年のうちは何とかやっていくことができます。
しかし、その時期に、子どもに応じた的確なサポートを行われなければ、その後の長い人生が心配になることも確かです。

今行われることは、数年後に成果が出るのであって、だからこそ長い期間のサポートが必要になってくるわけです。

もちろん、就職だけが目的ではありません。

一人ひとりのお子さんが、自分の持っている力を最大限に発揮できることがもっとも大切になってくるのです。

子どもは誰か限られた人だけに育てられるわけではありません。
多くの人がかかわって、子どもは少しずつ、しかし確実に育っていくのです。

そのために、ビリーブではお子さんに対する直接的なサポートはもちろんのこと、保護者の悩みを聞いたり、アドバイスを行ったり、担任の先生(学校側)とやりとりを行うなど、できるだけ多面的に子どもをサポートしていくことを心掛けています。

だからこそ、お子さんとの長い期間のおつき合いが必要になってくるのです。

10年以上通っていただいているお子さんが圧倒的に多いのが、ビリーブの一番の特徴と言えるでしょう。

Aくん、そしてお母さん、お父さん、本当によく頑張りましたね。
やんちゃだったAくんが、絵や貼り絵が好きになり、集中力が身に付き、いろいろな力を身につけていった10年間の過程を、今でも昨日のことのように思い出します。

本当におめでとう。
是非、近いうちに遊びに来てくださいね。

以上、近況報告第2弾をお知らせしました。

2017年2月05日