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投稿者:カトちゃん
題名:音楽活動で子どもがわかる

音楽はとても不思議な力を持っています。

子どもたちは歌や楽器が大好きです。

その証拠に、合奏や楽器演奏の場面になると、表情がパッと明るくなります。
中には、自然に身体が動き出し、歌ったり声を出したり、口をパクパクさせたり…

そうです。
音楽には、その場の参加者に一体感を味わわせる、そんな大きな力があるのです。

言い換えれば、その一体感に乗れるか、乗れないかで、その子に「社会性」が育っているかどうかがわかります。

なぜ、皆で歌を歌うと楽しいのか。
なぜ、皆で楽器を演奏すると楽しいのか。

それは理屈ではなかなか説明することはできません。

でも、とにかく楽しいし、楽しいと感じられること自体が「人とつながりたい」という気持ちがあることに他ならないのです。

他にも、音楽でいろいろなことがわかります。

例えば、歌を歌う様子で、その子の好み(嗜好性)や記憶力がわかってきます。

また、楽器の操作の仕方で、運動面を見ることができます。

さらに、歌をどのような声で歌うか、あるいは楽器をどれくらいの力で操作するかという部分から、子どもの「調整力」が見えてきます。

この「調整力」こそが、実は対人関係や情緒の安定に大きく関係しているのです。

そして、ビリーブでは、子どもたちの活動の中によく音楽活動を取り入れています。

そのため、体験に来られたお子さんの様子や、在籍している子どもたちの発達をとてもよく理解することが可能になってきます。

音楽活動で子どもたちは思う存分気持ちを発散し、私たちは子どもと一体感を感じつつ、1人1人の子どもの変容を見させてもらっているのです。

音楽の力って素晴らしいですね!


ところで、今回の「ミカっちブログ」にありましたある保護者の方のエピソードについて、少々追加を…

この、子どもの可能性を信じ、いろいろな挑戦をされている保護者の方は次のようにも話されていました。

「子どものために、圧倒的な専門家(専門機関)を1人決め、その人と共に子どものために歩んでいく」

そのお話を聞いて、本当に嬉しく思いました。

いろいろな人からアドバイスを受けることも大切ですが、ややもすると、多数のことば1つ1つに振り回されてしまい、気がつくと気持ちが大きく揺れている…

そういうケースをこれまで多数見てきました。

子どもを取り巻く大人は、基本的に「情緒的に安定」していなければなりません。

親の不安定さは、即座に子どもに伝染してしまいます。

子どもは安心感の中で育ちます。


さあ、今年度も残りわずかとなってきました。

皆さんと一緒に、大いに楽しみながら、最後のまとめをしていきましょう。

3月もよろしくお願いいたします。

2018年3月03日

 

投稿者:ミカっち
題名:今年度も最終月になりました。

3月に入りました。いよいよ今年度の最終月です。

この一年、子どもたちは皆よく頑張りました。
いろいろな壁にぶつかりながらも、一生懸命立ち向かって、一つずつ乗り越えていくことができました。
そんな子どもたちを見守り、時には一緒に戦ってきた保護者の皆さま。お疲れさまでした。
これからもいろいろな壁があると思いますが、少しずつ、乗り越えていきましょう。私たちも一緒に考え、成長のお手伝いをさせていただきたいと思っています。

さて、先日あるお母さんからこんな話をお聞きしました。
「うちの子は、障がいを持っているけれど、決して世の中に必要のない人間なんかじゃないと思っています。よく『どうせこの子たちは将来、施設やグループホームに入るだけなんだから、教育させても意味はない』と言われます。でも、私はそうは思いません。この世に生を受け、私たちと同じように生き、生活しているのだから、それだけで意味があると思います。家族にとってもとても大切な存在です。だからこそ、日々QOL(生活の質)を高めていくことが大事だと思っています。」

私たちも同感です。
障がいを持っているから教育しても無駄だという考えは、全くナンセンスです。
「この子はどうせ何もできないから」と決めつけ挑戦させずにきたお子さんと、「この子ならできる」と信じ挑戦させてきたお子さんでは、将来の過ごし方に大きな差が出ます。
実際、ビリーブに来ているお子さんたちの中にも、無理だと思って諦められていたことを丁寧に行ってきた結果、しっかりと成し遂げてくれるケースが多々あります。そのことにより、将来的に生活の幅が広がり、豊かに過ごすことができるのです。

もし私たちが何か挑戦したいと思っている時に、「どうせ○○さんには無理でしょ」と挑戦の機会すら与えてもらえなかったら、、、
そう考えたら分かりやすいかもしれません。
子どもも同様なのです。

ただし子どもたちは自分でそれを要求することができません。
だからこそ、周りがその場を提供してあげる必要があるのです。

ぜひ、子どもの可能性を信じ、適切な環境を提供してあげてほしいと願います。

来年度もよろしくお願いいたします。




2018年3月02日