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姿勢の保持が難しい子
子どもは、その子に合ったことを提供することで伸びる
子どもの思いを受け止める
自閉スペクトラム症の子育てで気をつけること
行き渋りや不登校について
子どもを型で教え込まない
まずは信頼関係を築く
自閉スペクトラム症について
初期対応が大切です
あけましておめでとうございます
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投稿者:カトちゃん
題名:姿勢の保持が難しい子

10月も半ばを過ぎました。

感染者数が減っていますが、まだまだ油断はできません。ビリーブでは引き続き感染対策を徹底して日々の活動を行っていきたいと思います。

最近、体験希望者及び入会希望者が増えています。そのため、しばらくお待ちいただくこともあると思いますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。


さて今回は『姿勢保持が難しい子』について特集したいと思います。

椅子に座っていても、すぐに立ち上がったり、机にひじや頭をついたり、身体を揺らしたり、身体がぐにゃりとなるなど、姿勢が崩れやすい子がいます。
一定の時間座っていないため、大人の指示を聞いていなかったり、活動に集中できないなど、いろいろな面で支障が生じてしまいます。

そのため、注意を受けることも多くなり、それが刺激になってさらに動いてしまうというように悪循環に陥ってしまうケースが見られます。
あるいは、常に叱られてばかりいることで、自己肯定感が下がり、ふてくされたり、わざと人に絡んだりするケースも見られます。

特に、自閉スペクトラム症(ASD)の子は、話を聞くとき、姿勢の保持が難しいと言われています。
いつもどこかに寄りかかっていたり、机に肘をついていたりする様子が見られます。

そんなとき、どうしても学校の先生は「まずは姿勢を正すことから」と考え、注意をすることになります。
しかしながら、ASDの子にとって、姿勢を正すことはかなり意識を向けないとできない作業であり、姿勢をきちんとすることで、かえって先生の話を聞けず、上の空になってしまうということがあることを、私たちは知らなければなりません。

「姿勢が悪い」=「上の空」と考えてしまいがちですが、実際にその逆のことが多いのです(姿勢がよくない方が、話をよく聞いている)。

その意味では、私たちは「姿勢のよしあし」よりも、話をちゃんと聞いているかどうかで、その子を判断することが大切になってきます。

よく「式典などみんながきちんとしている場ではどうすればよいのか?」という質問を受けますが、どうしてもきちんとしなければならないときは、姿勢を重視し、話は聞いてなくてもよしとするという気持ちでかかわっていくとよいでしょう。

両方を同時に求めるのは、子どもにとって大きな負担となってしまいます。


一般的に、姿勢の保持が難しいという場合、次のような理由が考えられます。

・いろいろなものが目に入ったり、いろいろな声や音が耳に入り、落ち着かなくなってしまう
・身体を支えることが難しく、机にひじや腕をついてしまう(筋緊張が弱い、など)
・見通しが持てず、今いる環境に不安を感じている
・話の内容が理解できず、その場にいることを飽きてしまう


これらの原因は決して1つではなく、複数が絡み合って「姿勢の崩れ」に結びつくことが多いようです。
まずは、余分な刺激を減らし、その場の見通しを持ちやすいようにしましょう。

また、ADHDの子には、立ち上がろうとした時にごく軽く肩などに触れることで、落ち着けることもあります。

さらに、ボディイメージを高める運動(ゴムひもまたぎ・くぐり、タイヤ越えジャンプ)やバランスを取る運動(かかと歩き、つま先歩き、膝立ち、バランスボールに座る)、非日常的動作(後ろ向き歩き、坂道の後ろ向き歩き、大玉転がし、など)などの動作、運動を日頃から取り組んでいくとよいでしょう。


10月もよろしくお願いいたします。

2021年10月17日